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号泣のトンネル

 昨日、コインパーキングの隅でクルマこすった。あっと思った時にはもう遅く、フロント左の脇の部分がぺっこりとへこみ、柵の白いペンキがついていた。

 ものすごい、ショック……。

 帰りに板金屋に寄って立ち話ながらも見積を出してもらったら、8万ぐらいはかかると言われた。号泣……。

 トンネル入った。落ち込みすぎて、しばらく何も手に着かない。




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2010.02.24 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

書評『真樹日佐夫の百花繚乱交遊録』

 敬愛する我がふんどし教の教祖、梶原一騎先生ももちろんだが、この梶原先生の弟君である真樹日佐夫先生の著作も数限りなく読んでいる。

 『ワル』などのストーリーものももちろん秀逸だが、この人の書く(極真関係者たちとの)一連の『交友録』は、刺激的で、人をワクワクさせ、そして、ほんわかした気持ちにさせる名品、それは、まるで、強くてうまい“煙草”のようだ。

 本書は彼の著作の中では比較的新しい2009年の作品。『週刊実話』(日本ジャーナル出版)に連載していた『真樹日佐夫の痛快無頼交遊録 俺と彼、奴、彼女』が元になっている。

 「『入門しないか?』ではじまる縁と絆 格闘界だけに留まらない、歌手、俳優、映画監督、編集者」(帯より)たちとの百花繚乱の交友録が、艶っぽくもタイトな筆致で描かれている。

 読み進めているうちに今の私にとって、ものすごく“素敵”な箇所に出会った。

 以下は、真樹日佐夫先生の“煙草”に関するくだりである。

 「ニコチン含有量の多いチェリーが好きで、日に百本から百二十本は吸っていた。ヘビースモーカーというより、チェーンスモーカー。それが母親の死に目に間に合ってしまい、煙草さえ止めればおまえは百まで生きるから、というのが今わの際の耳許での囁き。これを遺言と解し、親不孝の連続だったことでもあり、罪滅ぼしに頑張ってみるかと一念発起。灰皿もライターの類も処分して臨んだものの、いやあ辛かった! うっかり禁を破った夢を見てベッドからは落ちるわ、執筆中に苦しみの余りか無意識のうちにパジャマの襟を噛んでボロボロにするわで……。」(P149藤原善明の巻)

 先生は煙草を吸っていない。

 私は昨年禁煙を敢行し、ひどい目にあった。このことは、このブログで何度も触れた。身体的には禁断症状を脱したものの、気持ち的にふんぎりがつかない大きな理由のひとつが、禁煙者の尊敬すべき先人が思いつかなかったことだ。

 一説によると、矢沢永吉は30歳で煙草をやめたらしい。永ちゃんファンには悪いが、私にはもうひとつ弱い。サザンの桑田佳祐や長渕剛なども、もはや吸っていない。うーん、そうだけど……。エリック・クラプトンは、ミック・ジャガーは……、所詮外国の人の話だ。

 そうか……。

 真樹先生が吸わないのなら、煙草なんかもう吸っていいわけないじゃん(笑)。

 “交遊”はまんだら状に広がるし、時代は忽然と変化するのである。



真樹日佐夫の百花繚乱交遊録真樹日佐夫の百花繚乱交遊録
(2009/01)
真樹 日佐夫

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『真樹日佐夫の百花繚乱交遊録』真樹日佐夫著(東邦出版)
ふんどし度 ★★★




2010.02.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 書評・ふんどし本の世界

ふぬけた辛子

「最近の辛子はきかねえんだよ。ガキがひきつけおこすぐらい辛いのが本当の大人の味なんだよ」。

 これは、私の持ち歩いているメモに走り書きされた文だ。
 
 いつだったか、どこかの店に置いてあった辛子があまりにも“ふぬけ”だったので、いつかこのことについて思いっきり“文句”を言ってやろう、鼻がもげるぐらいの辛子で私に挑んでこい! とばかりに、書き付けておいたものだ。

 私の好きな作品『空手バカ一代』(梶原一騎原作、つのだじろう画)に、大山倍達の最初の弟子・有明省吾が、町の納豆売りに向かって「たっぷりカラシをサービスしてくれよな! なにしろうちの先生ときたら辛いものに目がないんだから……」という場面がある。大山倍達の「男の度数」をたっぷりと上げるいい話である。

 そうだ、そうだ。みんなもこの世の中のふぬけた辛子の問題には、一言言いたいに違いない。さあ、文句を言おう。わさびだって、そうだ!

 しかし……、 “事態”は思わぬ方向に向かった。

 ネットでこんな記事を発見したからである。

 味覚:「辛み」「苦み」若者敬遠 好みは「マイルド」、成熟せず成長か

 「辛いもの、苦いものを敬遠する若者が増えているという。すし店では、わさび抜きを注文する若者が目立ち、眠気覚ましのガムも刺激を抑えた商品が発売されている。子どものころから味覚や嗜好(しこう)があまり変わらず、「大人の味」が苦手な若者が増えている」(毎日新聞 2010年2月5日 東京朝刊)らしいのだ。

 なんじゃ、そりゃ。いいのか、そんなことでニッポン男児。

 記事はこう続ける。

「回転ずし「くら寿司(ずし)」を全国展開するくらコーポレーション(本部・堺市)は数年前から、全皿をサビ抜きにし、テーブルに備え付けのわさびを好みで付けてもらう仕組みにした。広報宣伝部の中野浩さんは「子ども連れのお客様からサビ抜きの注文が多く、実験的に数店舗で別添えにした。わさびを使わない人が予想以上に多く、順次、全店に拡大した」と説明する。
 導入後、若い男性のグループ客の一人から「今までは頼みにくく我慢していたが、実はサビ抜きが食べたかった」という反応もあったという。」

 うーん。

 さらに続く。

「辛いものを好まないという東京都練馬区のアルバイト男性(22)は「おすしは大好きだが、わさびを付けると味が変わってしまう。小さいころから慣れた味がいいし、わさびがない方が魚そのものを味わえると思う」。男性はうどんや牛丼に唐辛子を使わず、おでんも「からしをつけない方が、だしの味がよく分かる」が持論だ。」

 何か知らんが、涙ぐむ俺……。

 辛子で真っ黄色のだしは悪なのか。わさびで流す涙はバカの涙だとでも言うのか。

 回らない寿司屋でさび抜きの寿司を食わなければならない時代になったら、私はもう生きていたくないし、辛子抜きのおでんしか食えないのなら、もはや現世に未練などない。

 いったい誰が阿呆なのか……。

 辛子に目のない大山倍達総裁は、もうすでにこの世にはいない。

2010.02.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

書評『野球は人生そのものだ』

 いやあ、久しぶりに感動しました。ミスターの著書。

 本書は2007年から連載された日本経済新聞朝刊の「私の履歴書」をまとめたものだ。

 前半の長嶋茂雄氏の幼少からの半生にあたる部分は、私の好きな既出の書『燃えた、打った、走った!』でも、とりあげられていて重なる部分も多いが、彼の人生に立教の砂押監督の与えた影響の大きさを改めて知り、(蛇足であるが同じ立教の後輩として)ものすごい感動を覚えた。

 また、本書でなによりもうれしいのは、第一次政権の後の12年にも及んだミスターの浪人生活時点での心境などが明かされていることだ。

 ミスタープロ野球、長嶋茂雄は、私の小学校時代の大スターだ。

 枕元に(印刷の)サインボールを置いて眠るほど好きだった。

 しかし、子供は成長し、ロックやらエロやらファッションやら、その関心の範囲をアットランダムに広げていった。

 昨年、ひょんなことから小学生時代の後輩に、「まるちゃんって、長嶋のことすごく好きだったよね」と言われた。既出のひでくんだ。

 まだ幼稚園生のひでくんには、私の長嶋に対する狂乱ぶりはそんな記憶の奥底に刻み込まれるほど、さぞかし「へん」に思えていたのだろう。

 でも、そうだったよな。そんなに好きだったんだよ。

 本書の153ページに掲載されたONの写真を見て、私は改めてそのことを思い出した。なんてたくましいんだろう。なんて頼もしいんだろう。ちょっとオーバーだが、ぞくぞくっとした。

 その写真は、バッターボックス近辺ですれ違う王貞治、長嶋茂雄、ふたりの雄姿だ。ここに掲載することはできないが、この写真を見ることができたということだけでも、この本は手に取る価値があるのだと思う。



野球は人生そのものだ野球は人生そのものだ
(2009/11/11)
長嶋 茂雄

商品詳細を見る


『野球は人生そのものだ』長嶋茂雄著(日本経済新聞社)
ふんどし度 ★★★★★


2010.02.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 書評・ふんどし本の世界

ポール・マッカートニーのサイン

PAUL-M.jpg


 押し入れからものすごいものが出てきた。

 15年ぐらい前、ロサンゼルスのフリーマーケットで買ったポール・マッカートニーのサインだ。

 70ドルだった。

 しかも、たった一声で100ドルから70ドルに下がった。

 いくら有名人と触れる機会の多いロサンゼルスでも、ものすごい微妙な値段。

 「怪しい。本当はユーがマジックで書いたんじゃないのか」と、私がにやにやすると、店のおやじは「絶対に本物だ!」と白い顔を真っ赤にして言った。

 「よし、わかった。そんなに言うなら買おう」と放銃(自分ひとりの責任払い)。

 かくして、我が家の押し入れの肥やしとなった。

 でも、今となっては、本物でも偽物でもどちらでもかまわない。

 いかがわしくてあったかい、その20世紀的な商行為にしびれる。


2010.02.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

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プロフィール

中丸謙一朗

Author:中丸謙一朗
職業:編集者・コラムニスト
1963年生まれ、横浜市出身。立教大学経済学部卒。1987年、マガジンハウス入社。『ポパイ』『ガリバー』『ブルータス』などで編集を手がけた後、独立。著書に『大物講座』(講談社)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、漫画原作『心理捜査官・草薙葵』(集英社コミックス)など。編著多数。

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