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書評『野球は人生そのものだ』

 いやあ、久しぶりに感動しました。ミスターの著書。

 本書は2007年から連載された日本経済新聞朝刊の「私の履歴書」をまとめたものだ。

 前半の長嶋茂雄氏の幼少からの半生にあたる部分は、私の好きな既出の書『燃えた、打った、走った!』でも、とりあげられていて重なる部分も多いが、彼の人生に立教の砂押監督の与えた影響の大きさを改めて知り、(蛇足であるが同じ立教の後輩として)ものすごい感動を覚えた。

 また、本書でなによりもうれしいのは、第一次政権の後の12年にも及んだミスターの浪人生活時点での心境などが明かされていることだ。

 ミスタープロ野球、長嶋茂雄は、私の小学校時代の大スターだ。

 枕元に(印刷の)サインボールを置いて眠るほど好きだった。

 しかし、子供は成長し、ロックやらエロやらファッションやら、その関心の範囲をアットランダムに広げていった。

 昨年、ひょんなことから小学生時代の後輩に、「まるちゃんって、長嶋のことすごく好きだったよね」と言われた。既出のひでくんだ。

 まだ幼稚園生のひでくんには、私の長嶋に対する狂乱ぶりはそんな記憶の奥底に刻み込まれるほど、さぞかし「へん」に思えていたのだろう。

 でも、そうだったよな。そんなに好きだったんだよ。

 本書の153ページに掲載されたONの写真を見て、私は改めてそのことを思い出した。なんてたくましいんだろう。なんて頼もしいんだろう。ちょっとオーバーだが、ぞくぞくっとした。

 その写真は、バッターボックス近辺ですれ違う王貞治、長嶋茂雄、ふたりの雄姿だ。ここに掲載することはできないが、この写真を見ることができたということだけでも、この本は手に取る価値があるのだと思う。



野球は人生そのものだ野球は人生そのものだ
(2009/11/11)
長嶋 茂雄

商品詳細を見る


『野球は人生そのものだ』長嶋茂雄著(日本経済新聞社)
ふんどし度 ★★★★★


2010.02.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 書評・ふんどし本の世界

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プロフィール

中丸謙一朗

Author:中丸謙一朗
職業:編集者・コラムニスト
1963年生まれ、横浜市出身。立教大学経済学部卒。1987年、マガジンハウス入社。『ポパイ』『ガリバー』『ブルータス』などで編集を手がけた後、独立。著書に『大物講座』(講談社)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、漫画原作『心理捜査官・草薙葵』(集英社コミックス)など。編著多数。

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