スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

ポリープ

 しばらくブログを書いていなかった。また、例によってその理由はわからない。

 ま、しいて言えば、風邪をひいたのをきっかけに、二週間ほとんど声が出なくなっていたことが理由か。

 風邪はとっくに治ったのに三週間経っても声がれが治らない。

 さすがに心配になり医者に行くと、そこの女医さんは、まだ心の準備のできていない私の右の鼻の穴にいきなり内視鏡を突っ込み、涙目でワタワタする私に向かい「ポリープができてますね」と他人事のように(他人事だけど)言った。

 女医さんは「何か喉をよくお使いになるご商売ですか?」と尋ねた。歌手やアナウンサーなど、比較的喉をよく使う職業の人がなるらしい。

 私の職業はその反対。黙々と原稿を書いたり、酒でも飲みながら、滑舌悪くぼそぼそと説教をするような商売だ。

 「いいえ」と答えながらも、“あ、俺、もしミュージシャンだったらツアーは中止だな”と、心の中でおもしろがった。

 しかし、声が出ないって、めんどくさい。

 おもたせのワインを買おうと酒屋で「5000円ぐらいで何かおいしいのを」と、ガラガラのかすれ声でやっとの思いでオーダーすると、おやじは「はい、わかりました」と1000円の安ワインを持ってきた。

 「いや、5000円ので」と言うと、おやじはムッとしながら、「だって、1000円って、言ったじゃないか」とめんどくさそうに言った。

 いや、そうなんだけど、声の立ち上がりが悪く、最初の“ご”(5)が出なかったんだもん。許してよ……。

 今、俺は、“言った、言わない”の議論をしたら、確実に負ける(笑)。

 正確に言うと私のこの病気、「声帯結節」と言うらしく、一度できてしまうとなかなか治らないらしい。ってことは、かすれ気味の声がしばらくは続く。

 映画『ゴッドファーザー』で、あの渋いかすれ声のドン・コルレオーネを演じたのは、マーロン・ブランドが47歳の時だ。(『ザ・ゴッドファーザー』ハーラン・リーボ著、ソニーマガジンズ)

 なんか知らんがちょうどいい。ぐっすん。

 やっと声は出るようになったけど、立ち上がりが悪いからそこんとこよろしく。

2010.05.24 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

« 前のページへ  | ホーム |  次のページへ »



FC2Ad

プロフィール

中丸謙一朗

Author:中丸謙一朗
職業:編集者・コラムニスト
1963年生まれ、横浜市出身。立教大学経済学部卒。1987年、マガジンハウス入社。『ポパイ』『ガリバー』『ブルータス』などで編集を手がけた後、独立。著書に『大物講座』(講談社)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、漫画原作『心理捜査官・草薙葵』(集英社コミックス)など。編著多数。

お問合せ

NKJへのお問合せ・ご質問等は以下のフォームよりお気軽にどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。