スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

光化学スモッグとタッコング

 部屋で原稿を書いていると、戸外から大音量のスピーカー音が聞こえた。光化学スモッグ発生の注意を呼びかける杉並区からの広報である。

 私が小学生だった1970年代にはよくあったこの「光化学スモッグ」だが、最近、また、地球温暖化などの影響で微妙に増えてきているらしい。

 当時、環状七号線の近所にあった小学校に通っていたのだが、「光化学スモッグ」警報や注意報が発令される度にサイレンが鳴り、せっかくの昼休みに教室へと引き戻された。

 特に梅雨から初夏のこの時期、校庭のフェンスに設置された「内」「外」と表示された掲示板にいつも目をやっていたのを思い出す。その半分手作りのような掲示板は、「外」は元気に校庭で遊んでよし、「内」は教室でおとなしくしてろ、の指図である。

 全校生徒は窓から眺めながら、その指図に従う。

 雨ならまだ許せるが、この「光化学スモッグ」のおかげで、何度、昼休みを台無しにされたことか……。

 ま、こんな思い出は全国的らしく、『帰ってきたウルトラマン』の第1話に登場した怪獣・タッコングなどは、当時、社会問題となっていたこのような公害問題を背景に作り出されたとされている。

 マンガやTV番組、各エンターテインメントなど、昔の秀作には、きちんとその時代の避けては通れない「社会問題」や「思想性」が滲んでいたと言われるが、2010年に発生した光化学スモッグは、いったいどんなクリエイティブを生み出すのか。

 エアコンと空気清浄機の効いた部屋で、ふとそんなことを想った。




4435.jpg 


 

2010.06.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

« 前のページへ  | ホーム |  次のページへ »



FC2Ad

プロフィール

中丸謙一朗

Author:中丸謙一朗
職業:編集者・コラムニスト
1963年生まれ、横浜市出身。立教大学経済学部卒。1987年、マガジンハウス入社。『ポパイ』『ガリバー』『ブルータス』などで編集を手がけた後、独立。著書に『大物講座』(講談社)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、漫画原作『心理捜査官・草薙葵』(集英社コミックス)など。編著多数。

お問合せ

NKJへのお問合せ・ご質問等は以下のフォームよりお気軽にどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。