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心がささくれだってる人

 最近ひとりで飲みに行くことが増えたので、たまたま隣り合わせた席の人と自然と話すことが増えた。そんな時に思うのだが、たまに心がささくれだっている人がいる。

 それは、けっしてケンカを売ってきたり、急に泣き出したりとかそういう「壊れた」人のことを言っているわけではない。

 店の主人や居合わせた客たちと普通に会話をしているのだけれど、その人の感じが、ヤスリで研いだりマニキュアでコーティングしているようなツルツルとした佇まいではなく、心のデコボコやザワザワが何となく透けて見える、そんな感じだ。

 そして、そういう人はどこかに危険な香りを漂わせてはいるのだけれど、いたっておとなしく飲んでいる。本当はいい人なのかと言うと、それはわからない。

 ただ、そんな「心がささくれだってる人」の方が、なぜか人間的に見える。

 それは世間によくありがちな“幸せなふり”をする欺瞞さがないからである。

 心がささくれだってる人は静かに飲んでいる。けっして手を叩きながらバカ笑いをしたりしないし、どうでもいいボケやツッコミに自分の言葉を被せることもしない。

 ささくれはめくると痛い。気にすると血が滲み、いつまでもズキズキと痛む。 だが、放っておくと、いつのまにかなくなっている。

 人間はそんなにやわじゃない。心のささくれは押さえつけたりめくったりせず、放っておくのがいい。

2010.07.12 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

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プロフィール

中丸謙一朗

Author:中丸謙一朗
職業:編集者・コラムニスト
1963年生まれ、横浜市出身。立教大学経済学部卒。1987年、マガジンハウス入社。『ポパイ』『ガリバー』『ブルータス』などで編集を手がけた後、独立。著書に『大物講座』(講談社)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、漫画原作『心理捜査官・草薙葵』(集英社コミックス)など。編著多数。

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