FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

スパイ・ザ・パック(スパイ手帳)

IMGP2236.jpg


 あまり、お懐かしものには興味はないのだが、私の「昭和懐かしもの人生」において唯一のトラウマになっているのがこれ、サンスターのスパイ手帳だ。

 この私が小学校に入るか入らないかの時代なので、おそらく昭和43年近辺の商品だと思う。

 写真から値段がわかる。
 480円。ものすごく高い。
 買えなかった、あるいは買ってもらえなかったというのも、そりゃわかる値段だ。(近所のボンボンみたいなのは持っていて、うらやましがられていた)

 「何がスパイやねん」という商品の詳細は今となってはどうでもいいが、(詳しくはググっていただければ、マニアの方のおかげでおおよその感じはわかると思う)それよりも値段である。

 当時(昭和43年)公務員の初任給は27,600円となっている(東京都人事委員会)。その比率で、スパイ手帳をおおざっぱに現在の価格に直すと3500円ぐらいか。

 今と違ってそんな金をガキのおもちゃにポンポンと出す親はいない。
 たぶん、こどもの小遣いなんてせいぜいが20~30円ぐらいなものだろう。(近所のたこ焼き屋が4つで10円だったのを覚えている)そう考えると、その480円という価格がものすごい金額に思えていたのもよくわかる。

 「スパイになる!」というコンセプトも、安い金でその気にさせる、という「子供だまし」に徹底しているのであれば罪は薄いが、商品開発懲りすぎて(水に溶ける紙とか)、子供たちの「スパイになりたい!」という妄想に乗っかって、足元見てる商品になってしまったということなら、あまりにも悲しい。

 何考えてたんだ、サンスター。悪気はなかったとは思うが……。

 とにかく、この手の商品、買えても買えなくてもみんな薄いトラウマを持つ。

 これは良き時代の話か、うっとうしき時代の話か。



2009.12.04 | コメント(0) | トラックバック(0) | マンガ的!

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

« 前のページへ  | ホーム |  次のページへ »



FC2Ad

プロフィール

中丸謙一朗

Author:中丸謙一朗
職業:編集者・コラムニスト
1963年生まれ、横浜市出身。立教大学経済学部卒。1987年、マガジンハウス入社。『ポパイ』『ガリバー』『ブルータス』などで編集を手がけた後、独立。著書に『大物講座』(講談社)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、漫画原作『心理捜査官・草薙葵』(集英社コミックス)など。編著多数。

お問合せ

NKJへのお問合せ・ご質問等は以下のフォームよりお気軽にどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。